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今月も胃腸の健康とアンチエイジングについて考えてみたいと思います。
紀元前400年前後に活躍していたヒポクラテスは“すべての病は腸から始まる”ことに気が付いていました。
今月は胃と腸の機能が働かなくなってしまう共通のメカニズムの中から、『胃腸に炎症が起きている(粘膜機能へのダメージ)』と『腸内細菌の異常(ディスバイオシス)/感染症』をテーマにお伝えしたいと思います。
炎症はこころとからだにダメージを与えて、すべての病期の素となることが知られています。(例えば、がん、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・うつなどの精神疾患、変形性関節症や筋肉痛などの慢性の痛みetc.)
慢性の炎症が体内に多い状況で何かのきっかけがあることで発病してしまいます。
Ex)慢性の炎症が体内で起きている人の方がペットロスで気が滅入りやすい、同じケガをしても慢性の炎症がある人では治りにくいなど。
1.環境毒性物質
2.食物不耐症・過敏症
1.環境毒性物質を体内に取り入れることによって全身性の炎症を引き起こされる可能性
無農薬のお野菜、有害金属の含まれていないお魚や、抗生物質の含まれていないお肉を食べた方が良いとされているのはこれが理由です。
また青魚やえごまに含まれるオメガ3脂肪酸を食べる量が少ない、野菜やフルーツなどの抗酸化力やポリフェノールが多い食事を食べていない場合は環境汚染物質の影響を受けやすくなります。
2.食物不耐性・過敏症
食物不耐症は直接的な免疫関与(IgEなど)を伴わない食物陰性反応であり食物アレルギーとは異なりますが、食物不耐症を推測する検査はフードアレルギー検査(IgG)と言われることもあります。
原因としては酵素の不足または活性の低下が原因である可能性があります。
ⅰ)ラクターゼが不足していると⇒乳糖不耐症になりやすく、下痢、胃の不快感などの胃腸症状やアトピー性皮膚炎、酒さ、乾癬などの皮膚炎の原因となることも。
ⅱ)ジアミン酸化酵素が不足していると⇒ヒスタミン不耐症になり皮膚にじんましんができたり、顔が急に赤くなったりすることもあります。
ヒスタミンを多く含む食品肉類:全てのソーセージ、サラミ、ハムなど。
一般にアルコールはヒスタミンの分解を抑えるため、ヒスタミン不耐性の症状が一過性に悪化することがあります。
通常、乳糖を分解するラクターゼは子供の時に分泌されなくなっていきます。その一方で乳製品を小さい時から継続して摂っていれば、乳糖を含んでいる乳製品を食べても大きな問題を起こさずに消化することができます。それを免疫寛容といいます。
ただ食中毒などの感染症、乳糖、ヒスタミンが含まれる食事など原因物質を限度を超えて大量に食べたり、大量のアルコールを飲んだりすると炎症がひどくなり腸管透過性の亢進(症状としては下痢、腹部の痛み)を引き起こします。
一度でもこうした状況が起こってしまうと、それまで免疫寛容によって食べられていた食べ物が食べられなくなってしまうこともあります。
かくいう私も30歳の時に敢行した地中海食修行の際に乳製品と大量のワインを摂取したばかりにひどい炎症が起きて腸管透過性の亢進を引き起こしたことにより、それ以降乳製品を摂取することができなくなりました。
人はそれぞれ、細菌を主とする約100兆個の微生物を宿主として持っています。これらの微生物は、マイクロバイオームと呼ばれる共同体の中で体中に生息しています。
100超個のうち95%は大腸に存在していて、腸管神経細胞、腸の免疫成分、腸内分泌系(ホルモン)を通じて身体のシステムに影響を与えています。
例えば、
また腸内細菌はホルモンとも大きく関係しています。
一般に腸内細菌が少ないと更年期障害が起きやすくなることが知られています。というのも、女性、男性ホルモンは腸内細菌で代謝されて体内で活用されるからです。
また逆に女性ではエストラジオールとプロゲステロンが減ってくることで腸内環境が悪化しやすくなることも指摘されています。
光岡知足「健康長寿のための食生活」岩波書店(2002)
野菜や果物をより多く食べることは、心理的苦痛の軽減、より良い気分、より大きな幸せ、繁栄、幸福と関連しています。
Dreher ML. Whole Fruits and Fruit Fiber Emerging Health Effects. Nutrients
突発的にキレる人が多くなっていることをとみに感じる今日この頃ですが、実はそれも食事が一因となって引き起こされている可能性が知られてきています。
以下のような高エネルギー、低栄養の食品を食べていると、感情(ポジティブおよびネガティブ)に反応しやすくなってしまいます。
おやつの選択には注意が必要ですね!
食事の多様性を高まれば、腸内細菌の多様性も高まり、変化に対する順応性も高まります。
その一方で、過去50年間で食生活の多様性は低下してきています。
食の多様性がもたらす健康効果のスペクトル
こうした観点から、野菜・果物は量よりもたくさんの種類を食べる方が重要という研究報告が出てきています。
一般的に植物は栄養価が高く、25,000以上の生物活性を持つ食品成分が含まれています。
●三大栄養素
●微量栄養素(ビタミン、ミネラル)
●植物栄養素(カロテノイド、フェノール、アルカロイド、有機硫黄化合物など)
多くの化合物が複合的に作用するため、1つの化合物の効果を分離することが難しいのが実情です。これはサプリメントでも同じことが言えて、食物由来でビタミンCに由来する多くの化合物が含まれているものがより効果が期待できます。
もちろん渋谷セントラルクリニックの基本サプリメントである“ホルモンブースター”は植物由来なだけでなく、乳糖フリー、グルテンフリーととことんこだわっていますよ!
こんにちは、渋谷セントラルクリニック院長の河村でございます。
有難いことに先月の美肌キャンペーンも大好評でした。
その際に「多くの方から、肌が綺麗になったら小顔になりたい」というご要望も多く頂戴しましたので、秋冬のイベントシーズンに向けて「余分な脂肪を取ってタルミも同時にケアする」小顔治療キャンペーンをご提案させて頂きます。
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私が一番お気に入りで定期的にケアしている小顔治療のコンビネーション治療をご体験いただきたいと考えています。
治療の組み合わせは脂肪細胞をとる超音波治療であるマイクロスピードに、コラーゲンも増やしてハリを出す高周波治療であるリフトUPテノールを同日に行うスペシャルバージョン。
▶マイクロスピード治療:気になる脂肪細胞を壊して除去するデザイン性に優れた最新の小顔治療
▶リフトUPテノール:月1のケアで糸リフトすら回避し若々しいお肌を維持するアンチエイジングの基本治療
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