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お肌の日焼け対策をしている方は少なくありませんが、実は頭皮も日焼けすることをご存じない方も多いと思います。
今回は頭皮の日焼け対策についてまとめてみたいと思います。
紫外線を浴びた頭皮は活性酸素が多量に生成されることにより炎症を生じて、メラニン色素を生成するメラノサイトにダメージを生じます。
メラニンは髪の色を規定しますから、メラノサイトのダメージは白髪のリスクを招いてしまうということです。
また紫外線による頭皮へのダメージは白髪だけでなく、薄毛のリスクも高めます。
もちろん紫外線を浴びてすぐに薄毛になるわけではありませんが、ダメージの蓄積によって、こうしたリスクが上がっていきます。
キューティクルは髪の毛のコシやツヤを生み出す部分です。
紫外線によってキューティクルがダメージを受けると、髪の水分が流出による乾燥やパサつきなどのトラブルや髪を構成するタンパク質が流出することによる切れ毛や枝毛の原因になります。
紫外線は髪をコーティングするキューティクルを破壊することから、ヘアカラーの色素を失わせて色落ちのリスクを招きます。
もし分け目の部分にツンツンとした短い毛が目立つことは、ダメージによって抜け毛が起きている可能性があります。
髪や頭皮の日焼けの予防法と対処法について詳しくみていきましょう。
・UVカットの日傘をさす
UVカット率99%の日傘をさすことで、紫外線をシャットアウトできます。帽子と組み合わせによってさらにきっちりと紫外線を防げます。
・UVカットの帽子をかぶる
紫外線を通さないUVカットの帽子を選ぶことで、紫外線を物理的にシャットアウトできます。日傘と同じくUVカット率99%のものがおすすめです。
頭皮が日焼けした場合は、次の方法でケアしましょう。
・頭皮に負担をかけないようにシャンプーする
頭皮への負担を抑えるためには低刺激のシャンプーを使うこともお勧めです。メンソレータムなどの成分はお肌をさらに刺激してしまうこともあります。
当院で推奨しているのはクルクミンジェントルソープです。お肌荒れをしている人向けの商品として河村院長が監修しています。
・髪と頭皮にダメージを与えないように乾かす
頭皮は蒸れやすいので、タオルで巻いたまま過ごすと湿度が上昇することにより、菌が繁殖しやすい環境になり毛根にダメージが生じる
熱老化:熱量とヘアダメージは比例
キューティクルやコルテックスの主要構成成分であるケラチンがダメージを受けないようにするために、ドライヤーは温風と冷風が交互に出るものなどを使うなどして、高温になり過ぎないようにします。
・保湿ケアで水分を補給する
化粧水で水分を補給することは根本的な解決方法ではありませんが、ダメージを軽くすることには役立ちます。
オムニキュアミストはお肌だけでなく、髪の毛にも有効成分クルクミンによるダメージコントロールが期待できます。
・白髪の治療
白髪の原因はメラノサイトの働きの低下(メラニンを作れない)とチロシンの補給不足が挙げられます。
メラニンのルーツはアミノ酸の一つであるチロシン。チロシンにチロシナーゼという酸化酵素が働きメラニンになります。
かつおぶし、高野豆腐、チェダーチーズ、きな粉、大豆に含まれていますが、渋谷セントラルクリニックではサプリメントで補給することもお勧めしています。
・薄毛の治療
薄毛は薄毛になる原因に応じて治療する必要があります。
◆薄毛には大きく分けて4つのパターンがあります。
◆紫外線以外にも以下の様な原因が考えられます。
◆原因に応じて検査をしない事には治療は奏功しません。
また原因は一つではなく複数にわたることがあるので、薄毛はホルモンや栄養障害がはじめてあらわれる場所としても考えられます。
大好評のホルモン栄養検査を行うことで薄毛、白髪などの原因を追究することができます。
その上でサプリメント、ホルモン補充、再生医療などのオプションをご提案させていただきます。