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恵比寿セントラルクリニックのドクターズブログでは今後数回にわたり、狭心症、
閉塞性動脈硬化症の原因である動脈硬化の伸展をキレーション治療が阻害できるかを
『EDTA chelation therapy meets evidence-based medicine』
Complementary Therapies in Clinical Practice 2006
を踏まえてお送りします。
今回2回目ですが、キレーションがどうして動脈硬化に効果があるのかを論文の中
から探ってみたいと思います。
『キレーション治療はギリシャ語でカニやロブスターの爪を表す「chele」に由来しています。「爪」は血管内に投与された時、イオン化カルシウムを始めとする化学物質をはさみ、尿から排泄します。
EDTAによるキレーション治療はビタミンと共に投与され、数か月にわたって点滴で投与されます。多くの場合、キレーション治療中は高容量のビタミン剤を内服するよう指示されます。
始めのうちは、EDTAによるキレーションは鉛中毒の治療に使われていました。そのうちに心臓血管病を始めとする動脈硬化に効果があると言われ始め、動脈硬化の治療に用いられるようになりました。
EDTAが効く理由は様々な科学者や医師によって考慮されてきました。
良く知られてメカニズムはEDTAがイオン化したカルシウムとくっつくことにより、血管の壁にあるプラークが一緒に体外へ排泄されるというものです。しかし、このメカニズムはプラークが血管内で露出していないことから現在では否定的なものとなっています。』
結論はキレーション治療の効果が出る理由ははっきりしていないということです。
キレーション治療を否定する人の多くはEDTAの効果というよりは生活習慣の変化が効果発現の理由と主張します。
ただ、世の中の全ての治療が病気に効く理由が分かっているのかと言えば「no」です。
もし効かない治療であれば、50年以上も続かないだろうというのが個人的な意見です。
次回はキレーション治療が有効であると書いてある論文をご紹介したいと思います。
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