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最近ダイエットの話が続いていました。
年末年始は『痛み』をテーマにブログをお送りしたいと思います。
その第一弾として『筋筋膜痛症候群』をテーマにしたいと思います。
このブログをご覧になっておられる方にとって筋筋膜痛症候群は馴染みのない診断名だど思います。
(NHKのためしてガッテンでトリガーポイント注射が有効といわれている病名で、最近ちょっと
有名になったかもしれませんが・・・)
ましてや筋筋膜痛症候群と診断されたことがある方は殆どいらっしゃらないのではないかと
推測いたします。
ただし実際には神経痛(坐骨神経痛、腰部脊柱管狭窄症、帯状疱疹後神経痛、)
と診断され治療をしているにも関わらず症状の軽快をみない人の中には
筋筋膜痛症候群であられる方がたくさんいらしゃると思います。
どんな痛みであれ、いったん痛みが生じると体内では色々な反応が引き続いておきます。
例えば、脊髄や脳に通じている感覚神経に異常な興奮がおきたり、血管が収縮したりします。
加えて、痛みによって起こる異常な筋肉の緊張が生じて、筋肉由来の痛みが出現いたします。
こういった症状が起きたときに非常に有用なのは『神経ブロック』治療です。
神経ブロックは痛みを緩和したり,血管を広げたりしますので、痛みを起こす物質を洗い流して、痛みの悪循環が断ち切られて、持続していた痛みが緩和されます。
ただし、神経ブロックをしなかったり、開始するが遅かったりすると
痛みによって生じた異常な筋肉の緊張が治らずに慢性の痛みになることがあります。
これが 筋筋膜痛です。
神経の症状が完治・改善したにもかかわらず引き続いている
痛みや痺れの原因が『筋筋膜痛症候群』であることは少なくありません。
次回は『筋筋膜痛症候群』の診断についてお話させていただきます。