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新時代の健康診断について考える

渋谷セントラルクリニックの大友です。
今月は皆様によくお尋ねいただく“ちょっとハイエンドの健康診断”について考えてみたいと思います。渋谷セントラルクリニックの医師が行っている健康診断を“病気の発見”と“未病”の観点からお話しさせていただきます。

◆病気の発見

病気の発見という観点からは大きく分けて悪性新生物(がん)心疾患脳血管疾患、老衰、肺炎が重要なことが表からはお分かりになると思います。老衰、肺炎は認知症による死因として記載されることが多いので、認知症も発見すべき項目になると思います。

 

これからの健康診断は大きく分けて従来からの“画像診断”と“リキッドバイオプシー”を併用していくことが重要になってきます。
画像診断:レントゲン、CT, PET/CT 、シンチグラフィーなどの放射線検査やMRI、内視鏡検査、エコー、心電図などによる検査のことを指します。

リキッドバイオプシー:採血、唾液、尿などの検体から遺伝子やヌクレオソーム、アミノ酸などの情報による検査を指します。

◆悪性新生物(がん)の健康診断

画像診断の良いところは、ポリープなどの良性の病気を見つけることにありますが、ある程度の大きさ(4mm)にならないと発見できないことが弱点です。
そのため健診で問題ないといわれた直後に、がんが発生してしまう可能性もあり得ます。
尚、こうした画像検査は医師の目だけでなくAIも導入されるようになっていくので、今まで以上に精度が上がっていくと考えられています。

【河村院長の健診】

▶︎がんの早期発見:リキッドバイオプシーとしてプロテオ検査を年に2回、マイクロアレイ検査を年に1回行っています。

▶︎乳腺検査:1年に、エコー3回・マンモグラフィー検査を1回
▶︎上部内視鏡検査:1年に1回
▶︎大腸内視鏡検査:3年に1回(ポリープがあるなら半年おきにフォローをします)

▶︎全身MRI(DWIBS):
がんの全身検索にはPET-CTもありますが、不必要な放射線の被ばくを避けるという観点から全身MRIを行っております。(一般的に費用も全身MRIの方が安いです)

 

低線量肺CT:3年に1回 (プロテオ検査が陽性になれば、もっとまめにやります)
ちなみにと胃バリウム検査は低線量肺CTと放射線被ばくがほぼ同じなので、個人的には胃バリウム検査はおすすめしません)

 

◆心血管、脳血管の健診

動脈硬化による狭心症・心筋梗塞、脳梗塞と不整脈、脳動脈瘤、腹部大動脈瘤を二つに分ける必要があります。

【河村院長の健診】

▶︎血管の病気の早期診断:LOXインデックスで血管内の炎症を測定することで病気のリスクをチェックします。

▶︎脳梗塞:脳MRI、頸部MRIにて現状と血管のつまりをチェックします
▶︎狭心症・心筋梗塞:あまりチェックしていませんが、息切れ、労作に伴う症状がある場合は専門医を受診します。

▶︎脳動脈瘤:脳MRAで動脈瘤をチェックします。もし瘤がなければ、3年に1度くらいの頻度でチェックします。
▶︎腹部大動脈瘤:腹部エコーで検査をすることをお勧めします。もし瘤がなければ、3年に1度くらいの頻度でチェックします。
▶︎不整脈:息切れの症状がないなら心電図とアップルウォッチなどの不整脈チェッカー。症状がある場合は24時間のホルター心電図

 

◆認知症の健診

高齢化社会が進む日本では、2025年には65歳以上の5人に1人(約700万人)が認知症になると予測されています。認知症は大きく分けて4つに分類できます。
・アルツハイマー型認知症:脳の神経細胞が衰えて減少し、脳全体が萎縮することで生じる認知症で全体の57.3%を占めています。
・血管性認知症:脳梗塞や脳出血などが原因で生じる認知症で、全体の15.5%を占めています。
・前頭側頭型認知症:65歳未満での発症が多い、大脳の前頭葉や側頭葉の萎縮によって起こる認知症で、全体の10.0%を占めています。
・レビー小体型認知症:全認知症のうち4.1%を占めています。

いずれにしても、はじめは物忘れや、行動様式、性格の変化などが前面に出てきます。

物忘れがないうちから精査をする必要があるかは意見が分かれるところですが、認知症は現在のところ不治の病なので、渋谷セントラルクリニックでは予防も含めた検査をご提案しています。

【河村院長の健診】

▶︎認知症の早期診断:アルツハイマー病の前段階であるMCI(軽度認知障害)のリスクを調べるMCI検査アミノインデックスなどのリキッドバイオプシーにて病気のリスクをチェックします。

▶︎脳MRI(VSRAD® 脳萎縮評価支援システム)
MRIで撮影(撮像)した画像を解析し、早期のアルツハイマー型認知症の特徴としてみられる海馬付近の萎縮を調べます。対象は多くの場合50歳以上。

▶︎ホルモン・栄養・検査
炎症型:酸化ストレス、糖化ストレス
萎縮型:甲状腺ホルモン、エストロゲン、プロゲステロン、テストステロン、成長ホルモンを含めたホルモンやビタミンA、ビタミンD、亜鉛などが不足していないかをチェックする。

▶︎有害物質検査:オリゴスキャンによる水銀やアルミニウムの蓄積

全ての病気がかかってしまってから対策をするのではなく、病気になる前に治す“未病”が重要ですね! 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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