日本の保険診療で行われているアレルギー検査は即時型のIgE抗体(タイプⅠ)を検査します。それに対して遅発性アレルギー検査ではIgG抗体、IgA抗体を調べます。
遅発性のIgG抗体アレルギーは、気づきにくいタイプのアレルギーです。長年の食物摂取によって知らない間に体内に蓄積され、皮膚トラブル、疲労や頭痛、消化不良、じんましん等、さまざまな慢性症状の原因になっている場合があります。
これまで、アトピーや花粉症、蕁麻疹などで、検査を受けても陰性で結果が出なかった方はIgGやIgAによるアレルギーの可能性があります。
これまで保険診療による検査にて確認できなかった隠れた「アレルギー」を知る為に、遅発性アレルギー検査は有用です。
検査結果を患者様に詳しくご報告することと同時に、アレルギー食物を特定し、食事のアドバイス等をおこないます。それに加えて、3大栄養素、ビタミン、ミネラルのバランスにも気をつけて頂く事で、より良い体調になっていくためのお手伝いをさせていただきます。
食べ物によるアレルギーは様々で、幾つかの反応は摂取後数時間以内に起こります。多くのよく知られるアレルギー症状(疲労、頭痛、不安、鼻水や鼻の痒み、目の腫れ)が一般的な症状であり、その原因となるアレルギーとの関係に何年もの間気づかないこともあります。 原因となるアレルゲンを見つけ出し、食生活から取り除くことをしなければ、年月を経ることによって、胃腸病、自己免疫疾患、湿疹、片頭痛等といった、食物アレルギーに関連する深刻な症状が、慢性化する恐れがあります。
アレルギーには大きく分けて、2つのタイプがあります。
消化器官 | 腹部のけいれん、腹痛、口臭、げっぷ、食後の膨満感、鼓腸、吐き気、口蓋後部のかゆみ、嘔吐 |
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神経システム | 不安神経症、錯乱、憂鬱、小児の注意欠陥、多動性障害、集中力不足、攻撃的行動、過敏症、情動不安定 |
筋骨格系 | 関節炎、関節痛、筋肉痛、だるさ |
泌尿生殖器系 | 夜尿症、頻尿、尿意切迫、膣のかゆみ、おりもの、月経前症候群 |
呼吸器系 | ぜん息、胸部不快、慢性咳、咽頭炎、鼻水、慢性副鼻腔炎 |
循環系 | 胸痛、不整脈、高血圧、頻脈 |
外皮系 | アトピー性皮膚炎、にきび、爪と髪の痛み、ふけ、じんましん、ドライスキン、皮膚の蒼白、目の下のくま |
その他 | 過食、慢性疲労、目まい、頭痛、不眠、吐気、むくみ、急激な体重変動、肥満、歯ぎしり |
ご覧のとおり、あらゆる症状が食物アレルギーと関係しています。しかし、これらのリストはあくまでも情報の一部にすぎず、考えられる可能性のすべてを網羅しているわけではありません。従って、自分の症状がここに載っていないからといって、自分の症状は食物アレルギーに起因していないとは言い切れないのです。 IgG スタンダード・フードパネル 日本人の食生活にお馴染みの乳製品、野菜、果物、肉、魚、ナッツ、穀類、緑茶、しょうが、コーヒー、スパイス、昆布などをバランスよく揃えた、120種類の日本標準パネルです。
乳製品 | カゼイン、チェダーチーズ、カッテージチーズ、牛乳、ホエイ(乳清)、ヨーグルト |
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フルーツ | リンゴ、アボカド、バナナ、網メロン、チェリー、ココナッツ、赤ブドウ、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、オレンジ、パパイヤ、モモ、パイナップル、いちご、スイカ |
ナッツ・穀類 | アーモンド、あずき、玄米、カシューナッツ、蕎麦、トウモロコシ、小麦グルテン、キドニー豆、緑豆(マング・ビーンズ)、オートムギ、ピーナッツ、ピスタチオ、白米、ライムギ、ゴマ、大豆、クルミ、全粒小麦、さやいんげん |
野菜 | アスパラガス、筍、もやし、ニガウリ、ブロッコリー、キャベツ、にんじん、カリフラワー、セロリ、きゅうり、ナス、ニンニク、ピーマン、昆布、リーキ、レタス、マッシュルーム、オリーブ(黒)、タマネギ、かぼちゃ、ほうれん草、さつまいも、トマト、じゃがいも |
肉類 | 牛、鶏、卵黄、卵白、ラム、豚 |
シーフード | あわび、ハマグリ、タラ、カニ、イカ、牡蠣、バラフエダイ、サーモン、スズキ、エビ、マグロ |
スパイス | カレーパウダー、しょうが、マスタード、黒胡椒、チリ、バニラ |
その他 | 製パン用イースト、醸造用イースト、ココア、コーヒー、蜂蜜、さとうきび、緑茶 |
(税込)
IgG スタンダード・フードパネル 120種類 | 39,600円(税込/初診料込) 結果説明時に再診料3,300円が別途かかります。 |
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IgG スタンダード・フードパネル 219種類 | 49,500円(税込/初診料込) 結果説明時に再診料3,300円が別途かかります。 |