一般的にヒゲの脱毛は「痛い」と言われます。インターネット上の「レーザー脱毛の痛みはどんな感じ?」という質問に「ゴムを弾いたような痛み」と回答しているサイトを見かけますが、実際はもっと痛いと言う人が多く、痛みに耐えられず途中で脱毛を断念する人もいます。なぜ痛いかというと、ヒゲは体毛の中で毛髪の次に濃く密集していて毛根が深い毛だからです。もし「痛くない」というレーザー機を扱う脱毛施設があるなら、効果が出ないほど弱い出力で照射している可能性が高いです。痛みは個人差が大きく、肌の色、肌質、毛の質、毛の量によって痛みの感じ方が違います。レーザー脱毛の場合、黒いメラニン色素に反応する為、元々肌の色が黒い人や日焼けをしている人は、肌の白い人よりも痛みを強く感じます。また、ひげの密集度によっても痛みは違います。青くなるほどの濃いひげの人と、ヒゲの薄い人とでは痛みが大きく違います。当然薄い人の方が痛みが少なく、濃い人のほうが痛いです。また肌が乾燥している人は痛みを感じやすく、肌に水分量が充分にある人は乾燥している人より痛みは強くありません。
高い出力のレーザーを使用して毛根を破壊する脱毛方法で、医療機関のみが行うことの出来る医療行為です。毛根を完全に破壊するほどの高出力のため、医師の判断のもと使用されます。ちなみに、医療機関以外では「除毛」や「減毛」といった言葉が使われます。医療用脱毛機と非医療用脱毛機とでは出力に差があり、この差は脱毛効果として表れます。 出力の弱い脱毛機しか使えないサロンなどでは、かなりの回数を通わなくては脱毛効果を実感出来ません。永久脱毛の効果が期待できるような家庭用脱毛器がメディアで紹介されていることがありますが、当然永久脱毛は出来ません。
残念ながら出来ない場合があります。光脱毛やレーザー脱毛は「黒いものに反応する」性質を利用した脱毛方法です。日焼けして皮膚の色が黒くなりますと、毛ではなく皮膚表面に集まってきたメラニン色素に反応し、熱傷を起こす可能性があります。ですので、ヒゲの脱毛を希望される場合には、極力日焼けをしない状態でお受け頂ければと思います。
出来ますが、2か月程度期間をあけることをお勧めいたします。レーザー脱毛は「毛根の黒い部分」にレーザーを反応させ、毛母細胞を壊すことで脱毛しているので、毛抜きでヒゲを抜いて毛根も一緒に抜けた場合、破壊するターゲット(毛根)が無くなるため、レーザー脱毛の効果が無くなります。ヒゲの生え変わりには5~8週間ほどかかりますので、ヒゲを毛抜き処理してしまった場合、レーザー脱毛を受けるまで2か月程度は空けて、カミソリやシェーバーなどで処理をされることをお勧めします。また「レーザー脱毛しても効果が出ない」「逆に濃くなった」という患者様がいらっしゃいますが、「数日前までヒゲを抜いていた」というケースが多いです。
当院の最新レーザー脱毛機「ソプラノアイス・プラチナム」の場合、10分程度で頬から首までのヒゲ脱毛が終了します。
一時的にですが肌荒れする場合が多いです。医療用レーザーは毛根の細胞を破壊するほどの強力ですので、当然ながら肌もダメージを受けることになります。脱毛後は肌が炎症を起こしている、と解釈していただければ良いと思います。指定の炎症止め軟膏を使用し、保湿、UVケアを心がけてください。。
1週間から2週間程度で抜け落ちます。完全に毛根が破壊されているヒゲであれば毛抜きなどで抜き取っても問題ありませんが、それを判断するのは難しいので、当院では毛抜きなどで抜くことはお勧めしていません。もし、まだ生きているヒゲを毛抜きで抜いてしまった場合には、次回の脱毛効果が大きく減ってしまいますのでご承知おきください。
6~8週間程度です。ヒゲの毛周期は他の体毛の毛周期とは違うので、1ヶ月のインターバルで脱毛するのが一般的です。治療回数とともにヒゲの数が減少し、同時に毛周期(次の毛が生えるまでの期間)も伸びることが多いので、治療回数とともに調整が必要になります。出来るだけ多くの毛が生えそろってから脱毛をした方が1回あたりの脱毛効果が高まりますので、期間には余裕をもって脱毛治療を受けられることをお勧めします。
ヒゲの密度が濃い部位は効果が出にくいと言えます。毛の密度が濃く「レーザーの出力を上げられない」部位はどうしても脱毛効果が出にくくなります。一般的に「鼻下」「顎」などの口周りのヒゲは密度が濃いのですが、もしレーザーの出力を上げて照射した場合、毛根にレーザー熱が届く際にその周囲の肌が熱傷してしまう危険性が高いので、密度が濃い部位は他の部位に比べ出力を下げています。出力が下がるので、その分他の部位に比べて効果が出にくくなっている、ということです。ですが治療が進み、ヒゲの密度が下がる(薄くなる)に従って、レーザーの出力を上げていきますので、最終的には綺麗に脱毛することが可能です。
一般的に1~2年程度です。ヒゲは毛の太さや濃さなどによって個人差がありますが、濃い方の場合10回~30回ほど施術が必要な場合があります。どこまで減らしたいか最終目標にもよりますが、1本も要らないという人は、少量になってから0本にするまで他の人より多く回数と時間がかかります。
残念ながら脱毛施術をした毛穴から毛が生えてくる場合があります。レーザー脱毛の歴史はまだ浅く、何十年後も本当に生えてこないかはまだ証明できていません。しかし現状として、毛周期に合わせて必要な回数レーザーを照射すれば、ほとんどの場合脱毛出来ておりますので、脱毛効果は高いといえます。毛は大きく分けて成長期、退行期、休止期の3段階の毛があります。脱毛の回数を重ね毛がまばらになると、完全に終了するまであとわずかのように見えるときがあります。その時次回の脱毛まで期間を空けると、また毛が増えたように見えます。でもこれは休止期の毛が成長期になって生えてきただけのことで、肉眼で見える毛はヒゲ全体の毛の70~80%、残りの20~30%の毛が生えてくるまでタイムラグが発生するのが自然な流れです。このタイムラグを理解しておかないと、「脱毛の効果が出てない?」と勘違いしてしまいます。最初の1~2回では目に見えるほどの効果を感じない人もいるかもしれませんが、目に見えて結果が出てくるのにはある程度の時間と回数が必要であることは理解しておいた方がいいです。ヒゲは非常に生命力が強く、永久脱毛をするのは難しい箇所の一つですので、ヒゲが完全に生えてこなくなるまで通うのはかなりの回数が必要です。
なくなります。ひげを剃っても青く見えるのは、皮膚の中にある毛の色が透けて見えるためです。レーザー脱毛で毛根から毛を無くせば毛の色はなくなり、肌色になります。
未成年で脱毛を希望される方は年々増加傾向にあります。同意書に保護者の署名を頂ければ施術をお受け出来ます。毎回の同伴でのご来院は不要です。