LOX-index(ロックス・インデックス)検査は、血液中の酸化変性LDLとsLOX-1を検査することで今までできなかった脳梗塞・心筋梗塞の10年後のリスクを判断することが出来る検査です。 脳梗塞・心筋梗塞のリスクが高ければ予防対策を取って、早い段階からリスク回避していただけます。
一般的に動脈硬化の程度を調べる方法として、血圧脈波検査や、頚動脈超音波、冠動脈CT/MRI、眼底検査などの画像診断が用いられています。このような検査の場合は、動脈硬化の原因である血液中の活性酸素によって酸化され変性した変性LDLコレステロール(変性LDL)そのものを調べることはできませんでした。ロックスインデックス(LOX-index)検査は、この動脈硬化の原因物質である変性LDLと結合する血管壁のLOX-1というタンパク質(血液中の異物を認識する受容体で、変性LDLを異物として認識して結合する)を血液検査で簡単に測定します。
疫学研究の結果、LOX-index(ロックス・インデックス)検査の数値が基準値より高い人は低い人と比較して10年後に脳梗塞になった人が3倍いたと言うことが報告されています*。又、心筋梗塞になった人が2倍いたと言うことも報告されています*。 *出典:Clinical Chemistry 56:4 550-558, 2010
動脈硬化は悪玉コレステロールが多いために起こると言われています。しかし、実際には悪玉コレステロールが錆びついた状態となって、初めて動脈硬化が始まります。この動脈硬化の初期段階を見ることが出来る検査がLOX-index(ロックス・インデックス)です。つまり、一般的な検査は病気の診断のためのものですが、この検査はよりいち早くあなたの血管が動脈硬化を生じてきているか(酸化し始めの状態なのか)どうかを知ることができるので、自覚症状がまったくない状況でも、かなり先手を打って予防対策を打つことができます。
16,500円(税込)