日本では2002年に米国で発表されたホルモン補充療法と乳癌の関係(WHI、世界保健機関、の発表)についてが正しく理解されていない側面があります。 まずこの研究は乳癌になるリスクが高い人達を対象とした研究であるということを認識する必要がございます。(平均年齢63歳、肥満,喫煙者などが対象) この研究ではホルモン補充療法を受けていると乳癌の発生率は0.08%のみ上昇するとされています。しかし、この確率は航空機の客室乗務員の乳癌発生が5倍(30人が150人に増加)、喫煙者の肺癌の発生率が29倍になることに比較すると非常に少ないものです。また,日本では乳癌の発生率は増えているとはいえ西洋諸国に比較し、乳癌発生率は約1/4のと言われています。★WHIで指摘されていたホルモン補充療法の否定的な側面に関しても最近ではさらに検討が進められています。