甲状腺ホルモンは甲状腺から分泌される代謝ホルモンです。
甲状腺ホルモンは、身体中のすべての細胞に影響します。
例えば、体温、新陳代謝および大脳機能を調整することにより、体内のエネルギーを調整しています。
それ以外にもコレステロールを下げたり、心疾患を予防したり、脳代謝を改善し、認知症を防いだりします。
その他にも、薄く希薄な髪、皮膚の乾燥および薄い爪の症状を和らげます。
生命維持に必要なホルモン量と快適に生活するためのホルモン量は異なります。
ですから年齢や大きなストレスによって甲状腺ホルモンの量が相対的に足りなくなっている可能性も十分あり得ます。 体内で用いられる甲状腺ホルモンにはT-3、T–4という2種類のタイプがあります。多くの場合、甲状腺機能低下症の治療に用いられるホルモン製剤はT-4のみで、T-3タイプが足りていないことも非常に多く認められます。
ホルモンの補充が必要な方がいる理由として、ホルモンが不足しているだけではなく、体内でホルモンを利用しにくくなっている可能性もあります。
甲状腺ホルモンにはT-3とT-4という2種類がありますが、多くの内科医はT-4のみを補充しています。 その場合、血液中の甲状腺が‘見た目’正常レベルになったにもかかわらず、前と変わらず症状を呈することがあります。 多くの場合、体内のT-3量が足りないことに起因しています。 特に、この問題は合成T-4甲状腺ホルモンを服用する患者で一般に見られます。検査結果でTSHおよびT-4レベルが「正常な」であるとされても、患者はしばしば甲状腺機能低下症の症状を経験します。 ナチュラルホルモン補充療法のように自然な形でT-4およびT-3の双方をコンビネーションで使用することによって、T-3の最適水準は得られます。アメリカで最も権威のある医学誌の一つであるNEJMに掲載された最近の研究では、合成T-4を単独で使用しても症状は除去されないことが証明されました。症状の臨床的改善や解決につながるのはT-4とT-3を一緒にコンビネーションで服用するときだけでした。
つまり甲状腺機能低下症の症状に悩む人達は、T-4製剤だけを補充しても、体内で生成される自然の甲状腺ホルモンと同様の働きは期待できないとも言えます。T-3を備えた自然な甲状腺が、すべての甲状腺の測定レベル最適化する唯一の方法です。合成のものからT-3、T-4の含まれた自然と同じ構造のものに切り替えた患者は、NEJM研究と同じように症状の改善に通常気が付きます。
当院で使用しているホルモン製剤はドイツやアメリカから渋谷セントラルクリニックの医師が確立した独自のルートで輸入しております。
国内で流通している医薬品ではご自身の体には合わない場合やカプセルや賦形剤などに対して天然の素材を求められている方を対象に診療を行わせていただいております。
輸入する医薬品については、“行政機関により承認を得ている信頼できる調剤薬局から直接輸入すること“を前提に、厚生局による適切な審査手続きを経た上で輸入を行っております。
国内承認薬は「医薬品副作用救済制度」が適応されますが、海外製医薬品は、この医薬品副作用救済制度の適応になっておりません。
甲状腺ホルモン
・動悸、発汗、震え、体重減少、不眠