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不妊・不育と食生活

食生活の基本は、食べすぎ、食べなさすぎ、偏食は要注意です。食べすぎは肥満につながり、食べなさすぎは痩せにつながります。とくに極端な肥満や極端な偏食は男女ともに不妊の原因になるので、注意が必要です。

太りすぎが不妊の原因

女性の場合、極端な肥満は排卵障害の原因になることがわかっています。皮下脂肪には、女性ホルモンを吸収する作用があるため、脂肪が過剰に付くとホルモンバランスが崩れ、排卵障害を起こしやすくなります。男性の肥満も造精機能障害の原因になります。コレステロールや中性脂肪を摂りすぎると、精液にも脂肪が多く混ざり、精子の運動率が低下する原因になります。

痩せすぎが不妊の原因

女性の極端な痩せは卵巣の働きを低下させ、月経不順や排卵障害の原因となります。とくに、若い女性には痩せ願望が強く、無理なダイエットによる痩せすぎは不妊に結びつくだけでなく、生活習慣病のリスクが高まるといわれています。

偏食よくない

食べ物の好みはひとりひとり違います。極端な偏食は栄養不足や栄養の偏りにつながります。偏食は長い時間をかけて身についているので、直すのは大変ですが、好き嫌いなく何でも食べてほしいものです。

適度な運動

適度な運動することは、血行をよくして生殖細胞である卵子や精子に栄養と酸素を運んでくれます。女性の場合、生殖細胞である卵子は卵巣で作られます。卵巣は子宮の左右から出ている細い管である卵管の先にあります。卵子の成熟には食事から得る栄養が大切なエネルギーになります。では卵巣へ栄養や酸素を運ぶのは何でしょう?血液ですね。同様に精子を作る精巣に栄養と酸素を運ぶのも血液です。血液の流れがよいと、体の奥にある卵巣にも栄養と酸素が十分に届きます。適度な運動は体のすみずみまで血液を巡らしてくれます。

ストレス解消

規則正しい生活習慣をすることは、疲労をためず、ストレスを解消する元気な体を作ります。生活習慣が不規則になって睡眠不足が続くと、風邪をひきやすくなることは日常生活でよく経験します。体が疲労すると、体全体の免疫の働きが低下します。不妊治療の場合も同じことがいえます。ストレスは、細胞に影響を与える酸化物質を増やします。十分な睡眠をとることによって疲労も精神的な不安や苛立ちもストレスを押さえて、今日のストレスは今日のうちに解消して明日に持ち越さない…。そんな規則正しい生活習慣が妊娠しやすい体を作ります。自分だけで悩まず、気分を変えられる方法を見つけて、ストレス解消をするようにしたいものです。

正しい食生活はカウンセリングから

よい食習慣への改善法は、まず1日の摂取カロリーを計算して、食事の内容や量をコントロールする必要があります。しかし、自己流は危険です! 医師などによるカウンセリングを受けるなどし、栄養バランスのよい食事を基本に、ご自分に合うようにコントロールをすることが大切です。

BMIを基本に

コントロールの基本になるのが、BMI(体格指数)です。BMIは体重(kg)を身長(m)の二乗で割った数値です。出た数値が18.5未満は痩せ、 18.5以上25.0未満は標準、25.0以上は肥満です。ただし、25.0以上の場合、30.0未満は「やや肥満」、35.0未満は「肥満」、35.0以上は「高度肥満」となります。自己判断で痩せ、あるいは肥満と判断せずに、不安なことがあればBMI別のカロリー摂取量をカウンセラーにアドバイスしてもらいましょう。

 BMIの計算式  BMI=体重(㎏)÷身長(m)2

食事日記をつけましょう

食事日記をつけるのもいいでしょう。朝・昼・夕の3食のほか、おやつに食べたお菓子や飲料、嗜好品、アルコールなども正直に記録します。記録することで、食事量や栄養のバランス、嗜好品の摂り方なども自覚できます。日記をつけることが適正な食生活への第一歩になります。

1日の食事内容から、カロリー計算や栄養バランスを手軽に知ることが出来るホームページがあります。京都大学医学部附属病院疾患栄養治療部が公開しているものです。自分でも出来る食事診断として活用してみてください。(URL:http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~eiyou)

嫌いな食品には代替の食品

お肉は好きだけれどお魚はダメなど、食べ物の嗜好はひとりひとり違うものです。偏食は直したいのですが、いくら体によくても苦手な食品を「これを食べなくてはいけない」と思うとかえってストレスになり、無理に食べても栄養として吸収されにくいことがあります。どうしても食べられない食品は、たとえば動物性のタンパク質が必要ならば、苦手なお魚の代わりにお肉や卵にするなど、他の食品で代用させましょう。野菜は好きでも、和風の煮物は苦手ならマヨネーズで和えてもいいのです。工夫次第です。

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