tel:03-6427-6425

2024年4月で開業15周年。新時代のアンチエイングを考えるPart1

渋谷セントラルクリニックの大友です。

2009年に河村院長と始めたクリニックですが、この4月で15周年を迎えることができました。これまでの皆様のご支援とご愛顧を心より深く感謝申し上げます。
今月は劇的に変わるアンチエイジングの世界を踏まえて、次の10年にクリニックが何を目指していくのかについての展望(野望?)をお伝えさせていただきます。

2024年4月で開業15周年。新時代のアンチエイングを考えるPart1

◆15年前、クリニックはこうして始まった

それはひとえに加圧トレーニングにほれ込んだから!
東京慈恵会医科大学付属病院で働いているときにDr河村が「加圧トレーニングって知ってる?藤原紀香さんとかの芸能人もやっててなんか凄いらしいよ」って話がきっかけでした。
(まさか10年後にご本人とテレビで加圧トレーニングをしている風景を撮るなんて、その時は夢にも思いませんでしたけど..)

東大で行われた資格講習では加圧トレーニングのことだけでなく、医学部では習わない運動療法がどのような仕組みで身体に働きかけるのかということを学びました。  

今考えてもどうしてそのように思ったのかは不思議なのですが、再生医療や個別化医療の時代にはエクササイズ(運動療法)が重要になるというアイディアが舞い降りてきました。

慈恵医大ペインクリニックで加圧トレーニング外来を実践した後、アンチエイジング業界という大海に二人で小舟を出すべく開設したのが渋谷セントラルクリニックの前身となる恵比寿セントラルクリニックでした。

それから順風満帆というわけではありませんでしたが、その時々で必要と思うことを学びながら上記のような形でクリニックのメニューが増えていきました。それだけでなく、お互いが様々な形で係わりあっていることがはっきりとわかるようになりました。

◆細胞の老化を防ぐ、治す

・ 老化はダメージと再生力のバランスがマイナスになったときに生じる
・ 若返り(再生)はダメージと再生力のバランスがプラスになったときに起こる

【細胞再生の理想的なシステム】

ある時からDr河村と私はこのすべてに対応することができる理想のクリニックを作ることが夢になりました。もちろん、ただやみくもに全部やるのではなく、『4つのP』と呼ぶ健康モデルに則って行うことが大事。症状や検査を踏まえ個々の状況に応じてオーダーメイドで重要なものから順に介入していくことがポイントです。

 

・エクササイズ・リハビリ

エクササイズは再生力を高めるだけでなく、慢性炎症(ダメージ)を抑えることもできる究極的な治療です。特に加圧トレーニングによる成長ホルモンの分泌(臓器の再生を促す)、末梢循環の改善(臓器への血の巡りが良くなる)、筋肉より分泌されるサイトカインによる“炎症”を抑える効果はこれまでのエクササイズにはなかった優れた効果があります。

ちなみに長い歴史の中ではNHKインターナショナルでも加圧トレーニングを取り上げていただいたこともありました。(私が若々しいorz)

 

・食事・腸の免疫

テニスプレーヤーのジョコビッチ選手のベストセラーもあり、グルテンフリー、ラクトースフリーなどといった食物不耐症が有名になりました。ある特定の食べものによって腸に炎症が生じて、それが全身の病気の原因になることが知られるようになりました。それは人間にとって最大のストレスで心身ともに大きなダメージを与えます。
こうした不耐症を見つけるのに有効な遅発性アレルギー(IgGアレルギー検査)で乳製品が食べてはいけない食品とわかっていたにも関わらず、それを無視していたために私自身が酒さ様皮膚炎という難治性の病気になり、より多くの時間を食事関連の治療や研究に費やすことになりました。(酒さ様皮膚炎はUCLAの皮膚科教授のおかげで回復しました

【医食同源辞典イシペディア】専門医と病気になったら何を食べたら良いのか、何を避ければよいのかという対談をしている他、食材を西洋医学の栄養価の観点から評価するだけでなく、東洋医学の観点から陰陽も含めた情報を記載している日本初の試みです。この取
り組みは共同通信を経て47都道府県の新聞に掲載されることになりました!

【薬膳スープ FAM】

病気や症状の改善のためにプログラムを作って取り組むために、念願だった薬膳スープ事業をこの4月から始めます!

~特徴~
・腸内環境を整えるために腸の免疫細胞と相性の良い食材を使う
・野菜だけに限らず、使われている漢方食材も無農薬
・鶏肉、豚肉、牛肉にいたるまで平飼い、抗生剤不使用のナチュラルなお肉
・もちろん美味しい!

通販で冷凍品をお買い求めいただけるほか、曜日限定で溜池山王にアンテナレストランを出店いたします。またご案内申し上げますが、ぜひ足をお運びくださいませ。

ナチュラルホルモン補充療法

ホルモンとの出会いが、今の渋谷セントラルクリニックの方針を変えました。

ホルモン補充療法と言えば、女性ホルモンや甲状腺ホルモンが日本の保険診療では一般的ですが、エイジングに伴う症状に対して、男性ホルモン、メラトニン、DHEAなども含めて理想値までホルモンを補充すると言う概念です。
最大のメリットは認知症、脳梗塞・心筋梗塞、がんといった三大疾患の予防に効くことから、平均寿命のみならず、健康寿命を延ばすことが論文で示されています。

それ以外でも記憶力、やる気などの脳機能のパフォーマンスや筋肉量を維持しやすい、太りにくい、からだの痛みが減るなどの治療を始めてすぐに感じられる効果もあります。

ちなみに何がナチュラルなのかは以下の通りです。
一つは身体で作られているのと同じ構造式のホルモンを補充するということ
二つ目は石油由来ではなく植物などの自然由来の原料でホルモンを作るということ

・リキッドバイオプシー

病気を見つける検診の在り方が変わる時代が来そうです。
これまでは形態学、つまり目で判断するCT,MRI,超音波、内視鏡、病理検査で検査をしてきました。これからは、形態学だけでなく、血液、尿、唾液で病気を診断する時代が来ています。コストはまだ高いですが、簡便なこともありがんや認知症はこうした検査が主流になる可能性もあります。
当院では古くからマイクロアレイ検査、プロテオ検査を軸とした検査を行っており、メディアにも取り上げられております。

・再生医療

日本においても2030年には再生医療の市場は今よりも10倍近い1兆円産業になることが予想されています。再生医療では幹細胞治療、PRP、幹細胞上清液、エクソソームといった様々なオプションがあると思います。

再生医療だけで効果を得ることが期待されていますが、私たちはお食事、エクササイズ、ホルモン、デトックスを組み合さないと結果が得られないという印象を持っています。

それは畑をイメージしていただけばわかりやすいと思います。
どんなに優れた種があったとしても、荒れ果てた土地、水がない、日差しがないといった条件では、健やかに育つことができないからです。病気に対しての治療であればもともとの“土壌”つまり体内の環境が悪かったことが考えられる(ケガを除く)ことから、“畑を耕す”ことが必要になることは想像に難くないと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

おすすめのコンテンツ

  • ウルトラアクセント・ウルトラスピード
  • ウルトラセルQプラス(ハイフ)
  • ゼルティック(クールスカルプティング)
   
TOPに戻る