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ホルモンと記憶力、認知症との関係

渋谷セントラルクリニックではホルモン補充療法を中心としたアンチエイジングをご提案しており、その一つの大きな理由が脳機能を改善する高い効果にあります。認知症を予防、治療する上で、ホルモンを高めに保つことの重要性についてご説明します。

◆記憶力の低下や認知症の成り立ちに関係しているホルモンとは

脳機能は合計1000兆以上のシナプス間の伝導(電気信号のやり取り)によって感情、思考、記憶、判断に役立っています。この伝導がうまくいかなくなると、記憶力の低下だけでなく、情緒の不安定(抑うつ、不安など)や判断力の低下を引き起こしやすくなります。

アルツハイマー病を発症するまでの時間は軽度認知障害(MCI) から5とされています。

MCIとは物忘れが年齢以上に進んだ状況ですが、認知機能は保たれている状況のこと)

MCIから認知症に進ませないように、総合ホルモン補充(成長ホルモン、甲状腺ホルモン、エストロゲン、テストステロン、メラトニン、オキシトシン、プレグネノロンなど)がアメリカやヨーロッパでは行われています。

◆成長ホルモン(IGF-1)が低くなることで困ること

I. 長期記憶と短期記憶が低下する(※)
II. 将来的に認知症を引き起こす確率が高くなること

※短期記憶は、数秒から数分の間の一時的な情報の保持のことを指します。
また長期記憶は数時間から一生にわたって保たれる持続的な情報の保存のことを指します。

成長ホルモンが低い状態を放置することは

I. 加齢とともに脳が小さくなる
II. 脳内の電気信号も伝わりにくくなる

◆成長ホルモン(IGF-1)が高くなることのメリット

I. 記憶力を司る海馬において神経が新生される
II. アミロイドβペプチドによる毒性から海馬の神経細胞を保護する
III. 脳内で糖分(グルコース)を利用しやすくなる

◆甲状腺機能が低いと認知症になる

代謝を調節するホルモンとして有名な甲状腺ホルモンですが、短期と長期の記憶力の両方に重要な役割があります。

認知症のうち13%は甲状腺機能が低いことが原因です。このタイプの認知症は甲状腺ホルモンを補充すると治る可能性があります。

またアルツハイマー型認知症においてもFT3というタイプの甲状腺が低ければ低いほど症状が悪化するという報告があります。

保険診療で甲状腺を補充する際に使うチラージンはFT4というタイプの甲状腺なので、
FT3タイプの甲状腺を直接増やしません。(特に高齢者において)
そのため、当院では老若男女問わずFT3を含むナチュラルホルモンを用いて治療します。

女性ホルモン(エストロゲン)の補充はアルツハイマー型認知症の確率を72%下げる!

アルツハイマー型認知症の患者では、脳脊髄液に含まれるエストロゲンの量が少なく、アミロイドβが高いことが知られています。

エストロゲンは以下の作用によって脳を老化から守ってくれています。

I. 脳血流アップ
II. 脳の抗酸化力アップ
III. 有害金属、特にアルミニウムのダメージを減らす

またエストロゲンの補充は老化の予防だけでなく、認知症を発症した後でも症状を改善させるという報告もあります。
ちなみにエストロゲンの補充は長期記憶を保つのに役立ちます。

男性ホルモン(テストステロン)の補充もアルツハイマー型認知症の確率を78%下げる!

テストステロンが低下することで生じる男性更年期において3番目に多い訴えは記憶障害。
ちなみに1位はED(勃起不全)、2位は全体的な体調の悪さです。
エストロゲンと同様にテストステロンの補充は長期記憶を保つのに役立ちます。

ホルモン補充が効果を発現するまでの時間

記憶力が最初に改善するのは、補充開始後の2~4ヶ月後で、その後8~12ヶ月でさらに向上していきます。

脳もお肌や骨のように死ぬまで“作って、壊して”を繰り返します。老化と共にホルモンが低下すると脳のサイズが小さくなったり、機能が落ちたりします。
ホルモンは正常範囲の中でも高めになるように補充しておくことが重要です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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